スタートアップのリーガルサポート その1

投稿日:2017年2月27日

カテゴリ:事務所ブログ

新規ビジネスの立ち上げ、立ち上げの直後、そして急成長時には、特有のトラブルがあります。そしてスタートアップは、特に、「食い物にされやすい」「つまずきやすい」ものであることに十分に注意しなくてはなりません。その理由を見てみましょう。

①経営陣に精神的な余裕がない。

②ともかく人材に余裕がない。

③時間的に余裕がない。

 

①は当然のことです。起業したてのときは、誰でも少しでも多くの仕事を取りたいもの。一つでも多くの仕事を取りたい、という焦りから、契約条件等も十分に検討しないうちに、あるいは、条件が良くないことは重々判っていても、契約に走りがちになってしまいます。

②と③は密接に絡み合っています。人材に余裕がない、仕事をこなすのに手いっぱいで、リーガルチェックなどしている余裕がない。そんな人材もないし、自分たちでやる時間もない。

しかし、このような創業期だからこその落とし穴はたくさんあります。会社を設立して、事務所を借りるとき、社名を決めるとき、会社のロゴを決めるとき、それぞれに思わぬ落とし穴があります。しかし、起業したてのころには、その落とし穴の存在はもちろん、危険のサインにさえ、気づくことができません。しかし、弁護士を頼むとなると、費用の心配もあります。当事務所では、このようなスタートアップ企業に特有のお悩みにこたえるためのサービスメニューを用意しております。

 

特に株式会社の場合には、また特殊な問題があります。次回は、「起業したての株式会社の留意点」についてご説明しましょう。