顧問弁護士の選び方 その3(最終回)

投稿日:2017年2月2日

カテゴリ:事務所ブログ

最後のポイントは、その弁護士が、「迅速に動いてくれるかどうか」です。

 これは非常に重要なポイントで、顧問かどうかに限らず、弁護士を選ぶときには決定的な判断基準です。

 会社さんを取り巻く状況は日々変化します。弁護士はそれに機敏に応じなければなりません。事案を放置する、或いは、動きを渋るような弁護士では、今の時代の弁護士として、到底務まらないのです。

 お客様にしても、「弁護士に頼んだのはいいが、全く動いてくれない」「どう動いてくれているのか、連絡もくれない」というのでは、ストレスがたまる一方です。逆に、弁護士がともかく動いてくれていて、現状どうなっているかの報告をこまめにくれれば、お客様も、ああ、ともかく解決に向かって動いているのだなと、少しは安心していただけるものです。

 「動きを渋る」「動きが遅い」弁護士は、「事案を早く解決し、もめごとのストレスや不安から解放されたい。安心したい」というお客様の気持ちを十分に理解していない弁護士、もしくは、そのようなお客様に寄り添うことができない、お客様の親身になれない弁護士でもあります。これでは、顧問としての末永いお付き合いは難しくなるでしょう。

 いかがでしたでしょうか。

 私たちは、「顧問先と顧問弁護士は、常に固くタッグを組み、顧問先の発展のために共に戦っていく」ものであると考えています。私たちの顧問先である以上、私たちが責任をもって、いろいろなトラブルからお守りします。そして、安定的に繁栄していっていただかなくてはなりません。そのために、お互い、腹を割って話せる関係でありたい。腹を割って何でも話していただけるほどに、お客様からご信頼をいただける弁護士、そのご信頼に値する弁護士でありたい。それが、私たちの願いです。